その2:洞爺湖・小樽から道央・道東へ




日付は変わって8月2日、朝起きてみるとキャンプ場の中を白鳥が歩きまわっておりました。ここのキャンプ場、サイトによってはペットOKで犬が居るのですが、慣れたものか怖がらない。


「ふきだし」という標識があったので、なんじゃらほい?と思って立ち寄ってみました。要はきれいな水がじゃーじゃと湧き出る泉というか滝ですね。多くの人がタンク持参で汲みに来ていて、周囲は公園になっており、道路沿いにはみやげ店なども並んでいます。


その湧水口をのぞき込んでみたら、土砂除けか板が張ってありました。そうそう、ここで「生で食べられるとうもろこし」というモノが売られていまして、買い求めてみました。食べてみたところ、あ、甘い!ゆでたとうもろこし以上に甘みがあっておいしいものです。


そのまま北上して小樽にやってきました。海モノをバーベキュー風にして食べられるお店「北海あぶりやき運河倉庫」さんで腹ごしらえをし、街の中をぶらぶら。これは小樽運河工芸館(当時)の屋上展望台から。2001年の北海道で小樽で撮った写真の、反対側から写しています。


 ちなみにこの小樽運河工芸館は2008年に閉館し、2020年現在は小樽イルポンテというお店になっています。


 小樽を出て札幌は通過。札幌には私はともかくまーじも来たことがあり、できるだけ行ったことが無い場所で時間をかけたいとの意見から、そのまま夕張のキャンプ場を目指しました。ちょっと天気が悪くキャンプ場で降られないかどうか心配でしたが、ギリギリセーフという感じでした。

 炭鉱の歴史村にある小ぢんまりとしたキャンプ場でしたが、よく整備されていて管理人のおじさんも一晩中宿直(!)で、それで持ち込みテントのフリーサイトは無料!! 北海道には無料キャンプ場は数ありますが、ここはGoodです(※2020年現在閉鎖中。後になって考えると当時夕張市は相当に無理していた)

 ちなみに今日の食事はパスタです。あさりとシメジを入れてみました。


 8月3日の朝はやや曇り。とりあえず夕張市内でメロンを買って実家へ送る(^^; と、お店のおばちゃんがなんとメロンを1個「クルマの中で食べなさい」とサービスしてくれました。クーラーバッグを持っていたのでコンビニで氷を買って冷やしながら保管することに。国道274号に入り日勝峠を越えて、今回のひとつの目的地でもあった「ムーミン牧場」へ。


 ムーミン牧場です。「ミニチュアポニー」という種類の馬が飼育されている観光牧場です。ここの馬はどのくらいの大きさかというと・・・この写真でジェニーは50cmほどの三脚に乗っているだけ。つまり犬ぐらいの大きさの馬なんです!



 またこの牧場、漫画家(?)の水森あどちゃんが好きでよく来るらしく、いたるところにあどちゃんのイラストが飾られ、本人専用の工房(というか作業小屋)も設置されています。やっぱり両手で同時に馬の世話したりしちゃうのかしらん?


 といったところで、いったん帯広市内に寄り、前回の北海道旅行でもお世話になったコインランドリーでお洗濯して・・・

 池田の「ワイン城」を見物しました(以前ジェニーが「香山さんのママのドレス」着て写ってた場所の、内部です)。


 この日は浦幌の市街地からほど近い「うらほろ森林公園」のキャンプ場へ。受付を済ませて、テント設営し、買出しと近くの公衆浴場にお湯をもらいに行きました。近くにスーパーマーケットあり共同浴場ありで、ここのキャンプ場なかなかGood!

 テントに戻ってお夕食。今日は私のキャンプ食では昔から定番の「鮭のワイン蒸しというかちゃんちゃん焼きみたいなもの」。コショウを揉み込んだ鮭ハラスと大量の玉ねぎとバターひと切れとをアルミホイルで包み、中に白ワイン(コンビニで売ってる安いの)を垂らしておいて加熱しただけのものです。これに野菜の炒め物をつけあわせ、洋食風にしました。ちょっとイイ感じ。

 種明かしするとこれ、調味料とかいい加減でも間違いなく美味しくなるのでキャンプ初心者同伴のときに「株を上げる」のにお試しあれ。ポイントは玉ねぎを多く入れること。最低限、鮭の切り身よりも嵩で玉ねぎのほうが多くすること。玉ねぎの甘味が鮭に移って美味しくなる。


 8月4日です。まずは浦幌から国道38号で釧路へ向かいます。今日はいい天気。絶好の行楽日和です。

 というわけで、釧路のジャスコでお買い物し、釧路市街のNTTドコモで、滞納していた携帯電話の料金の支払いを済ませる(笑)。



 釧路湿原を見た後、オンネトーにやってきました。前回のドライブで写真を撮った場所と同じ場所からです。


 前回は雲に覆われて見えなかった雌阿寒岳(写真左)が、今日はくっきりと見えました。ちなみに写真右の山は阿寒富士と言いまして、雌阿寒岳よりも高いのですが地図上の表記は小さく、目立たない山です。


 ところでこの地方に来ると思うのですが、阿寒湖周囲の繁栄ぶりは、ちょっと・・・という感じです。夜中まで騒がしいだけでなく、なにしろ湖畔をすべてホテルが占有して埋め尽くしてしまっており、お金を払わなければ湖面をちらりとさせも見せてもらえない状態。かろうじて徒歩の旅行者はホテルが経営するボート乗り場の桟橋に立つことはできますが、それもそこまで。マイカーからの眺めは絶望的。国立公園なのだから、なんとかしてほしいものです。

 屈斜路湖に向かう途中、ちょっと気をとりなおして、ペンケトー・パンケトーが見える展望台に立ち寄りました。手前に見える沼がペンケトー、奥に、写真ではほとんどわかりませんがパンケトーがあります。


 で川湯温泉のセイコーマートで買い物し、屈斜路湖の「砂湯キャンプ場」へ。今日のメニューは時間が遅くなってしまったこともあり、生ラーメンで済ませる。それにしてもこちらは阿寒湖の喧騒とは大違い。ランタンの灯とその下で語り合う人々が点在し、どこからかふくろうの鳴き声も聞こえます。ホテルがほとんど見当たらないのは、そういう町の政策なのかもしれません。

 ちなみに砂湯キャンプ場ですが、テントサイトがどうも大昔のアスファルト舗装の駐車場だか道路だかの上に土を盛ってあるらしく、ペグを5cmほど打ち込むと必ず硬い岩盤に当たりペグが立ちません。仕方ないので予備のペグを2~3本超斜めに刺してユルユルな状態でどうにかしました。風が強い日は大丈夫だろうかと心配。




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