ニットのワンピースとブーツ

 ダイソーの靴下を使って、ニットふうワンピースを作ってみました。またこちらもダイソーの「スウェード調はぎれ」を使ってブーツを作ってみました。あと、おまけ的な扱いですがタイツと帽子についてもちょっとだけ記載しています。



ワンピース

 ダイソーで靴下を買ってきました。ニットの柄が上手く使えそうです。これと下記の制作写真にあるオレンジ調のものとあと青いのも買ってきたのですが、100円にしてはデキが良くて裁断するのももったいないので、青いのは自分で履くことにしましたw

 今回はマジックテープを使わず、ボタンとボタンホールでとじる構造としました。

 型紙は下記です。用紙はB5サイズとA4サイズのデータを用意しました。ラベル紙でB5サイズはあまり売っておらず、しかしA4だと余白がもったいないのでハイソックスの型紙(今回の写真にはありません)をいっしょに書き込んでいます(※ハイソックスが伸縮性の無い生地だとかなりキツかったので、修正しました)。

 また、以下の制作中写真はオレンジ調の生地のものを使っていますが、オレンジのものとベージュのものでスカートの丈が違うだけで他は同じです。

A4サイズ型紙 B5サイズ型紙

 型紙をラベル紙に印刷後、予めダーツの部分を切り抜いておいて生地に貼り付け、外周を裁断します。柄付きの靴下(生地)の場合、出来上がったときに柄がどうつながるか?を考えて裁断します。

 ダーツを縫います。縫い方は「中原淳一氏デザインのワンピース」のところで紹介している方法で、型紙のダーツの穴で生地を山折りにして、穴に沿って縫い付けます。写真では袖穴のところを裁断していませんが、早いうちにここを裁断してしまうと生地がダラりと垂れて扱いづらくなるため、最後まで残しています。

 ダーツと、左右の端、裾を縫った状態です。ここから、襟や袖をつけていきます。

 写真を飛ばしてしまいましたが、襟は、上側と左右を折って縫い(下側だけ縫わない)、折り返した身ごろに縫い付けます。

 袖は筒状に縫ったあと、身ごろにとりつけます。身ごろの袖ぐり穴に外側から通して、いったんしつけ糸で何か所かとめてズレないようにしてから縫うと良いでしょう。上の写真では青い糸をつかっています。

 ボタンとボタンホールの制作写真が無いのですが、ボタンは、カラになって捨てる洗車用品のボトルを、4mmの円形に切り抜いてピンバイスで穴を開けて作りました。

 ボタンホールを作るには注意が必要で、ニットなので縫うそばからどんどんほつれてしまいます。裏地に別の布や糸などをボンドで貼りつけて補強してから作業すると良いと思います。

 できあがった後ろ姿です。身ごろと袖の裁断時に、靴下の模様に上手く配置してギザギザの模様の高さが揃うようにしました。

ブーツ

 ダイソーの「スウェード調はぎれ」なるものが売られているので、スウェードのブーツにちょうど良いと思い買い求め、ブーツを作りました。

 バスケットシューズのときにも木型を作りましたが、今回は脛の部分も作りました。また作成中に上下に抜けるようにするため、ネジ止め式にしました。

 型紙は下記です。A5サイズですが、上側はブーツ本体の布地の切り出しに、下側はボール紙を使って靴底を作る場合を想定しています。なおヒール部分はここではボール紙を重ねて作る方法を紹介していますが、紙を箱状に折って作る方法や、手芸用粘土や紙粘土、模型用パテなど手元にある材料で考えてみてください。

ブーツ型紙(A5サイズ)

 今回はダイソーの「スエード調はぎれ」を使いいくつかのパーツに切り出して、パーツごとを重ねて縫い合わせたり接着させるのではなく、切断面どうしを接着剤で連結させる方法にトライしました。

 写真はテストピースでの実験状況です。3cmほどのスエード調はぎれをハサミで二つに切断し、切断面に木工用ボンドを爪楊枝で塗布。これを突き合わせてくっつけ、乾燥後、引き裂いてみました。

 結果は良好。布を破くほどのかなりの力を加えないと接着面は引き裂けません。写真の上のほうは引き裂いた痕ですが、繊維が引きちぎられた痕も見えるほどにしっかり接着していたことがわかります。

 この結果から、はぎれ同士の連結にこの方法を採用しました。

 注意点は木工用ボンドの速乾性。針の先ほどの量のボンドを塗布するため、塗るそばから乾いてしまいます。今回は手元にあるコニシの「ボンド木工用速乾性」(白いボトル)を使いましたが、ここだけは、速乾性でない黄色いボトルのものを使った方が作業性が良さそうです。

 はぎれを切り出して、木型に載せて接着していきます。

 膝元に近い部分で折り返しました。ダイソーのはぎれがたまたま裏地が少し濃い色なので、アクセントにしてます。折り返しただけでは直ぐに元に戻ってしまうので、アイロンを中温にしてつまり化学繊維が溶けるか溶けないかのギリギリの温度でクセをつけています(これもテストピースで試験しました)


 靴底は型紙で説明したように今回はボール紙を重ねて作りました。かかとの部分も同様で何枚かのボール紙を切り出して重ねて接着し、ニスを何重にも塗って樹脂のようにした後でヤスリで削り出して形を整え、タミヤカラーのフラットブラックで塗装しました。

 靴底にはそのままでは段差があります。人間の足のように曲がらないので内部を平坦にする必要があります。ダイソーの「手芸用樹脂粘土」や紙ねんどなどで中を斜めに平たんにしておきます。

 ブーツ本体を、靴底の中敷きに被せるようにボンドで接着します。

 写真がありませんが、今回はベルトの金具を円形にしました。オーバーオールのときと同じく、Φ0.4mmステンレス線を『6』の字型に曲げてステンレス用はんだではんだづけしています。型紙にあるベルトの先端を5mmほど「裏地を剥いで」金具にとりつけ、ベルトをボンドでブーツ本体にとりつけます。

 半円形のかかと部分は、同様に裏地を剥いで、ベルトの上からボンドで貼りつけます。

 完成はこんなふう。SAJなら靴下を履かせても爪先を伸ばせばすっと履かせられます。上下ふたつのベルトを締めればきちんとフィットしました。

タイツ

 もともとパンスト用に作った型紙を使ってタイツを作ります。パンストやタイツの制作にはいろいろな生地を試してみまして、ダイソーの「吸湿発熱80Dタイツ」を使ったものがこのページの写真です。

 型紙は下記です。型紙にも記載しましたが、A5用紙ですが微妙なサイズなので印刷すると上下が印刷範囲外になって切れてしまうと思います。印刷後に手で描き込むなどして対応お願いします。ラベル紙(シール紙)を使う場合で、かつ、ストッキングのような生地を使う場合には「貼って剥がせるタイプ」のラベル紙を選んでください。糊が強いラベル紙の場合は剥がすときに生地が傷んでしまいます。

タイツ/パンスト型紙

 写真が無くてすみませんが、下記の手順でつくります。タイツでもパンストでも基本いっしょです。

①生地を裁断し、一点鎖線の部分で中表に折って股下(型紙の尖がってる部分)からつま先までの間を縫います。縫う前に、型紙をていねいに剥がして縫い代の部分を切り取ったものを再度貼り付けておくと、縫い位置が揃うのと扱いやすい(特にミシンの場合)と思います。

②縫ったものをそれぞれ広げて重ね合わせ、前後のシーム部分を縫います。このとき、中央のマチの部分で縫い代が重なりますが、①で縫った左右は中央のマチの部分で「縫い目がつながっていない」状態なので、補強の意味で少々縫っておきます。

③ウエストを2回折り返して縫います。伸縮性のある生地の場合はそれだけでウエストゴムの機能になりますが、元のタイツなどからウェストゴムの繊維が取り出せれば(かなり苦労しますが・・)、それを使って縫うとウエストがピッタリ締まります。

ニット帽

 ワンピースで余った靴下の、口ゴム部分が茶色でアクセントになっていたので帽子にしてみました。

 こちらは「現物あわせ」で作ったので、すみませんが型紙はありません。余った靴下をお人形の頭に巻きつけるように被せて、長さを確認してから半円形に裁断して縫っただけです。

 しかしどうも被せてみると、「ふたこぶラクダ」のようにこぶができてしまいます。半円形ではなくもっと三角形に近い形のほうが良さそうです(生地の伸縮方向に影響されます)。

 





メニューへもどる