故・中原淳一氏編「子供のきもの」(昭和26年刊)の表紙の女の子を参考に、肩フリルのついた夏のワンピースを作ってみました。 |
昭和30年前後のこども服の流行からか、氏のデザインこども服ってどれもスカートが有り得ないほどに短いんですね(ワカメちゃんを連想してもらえれば)。さすがに17歳の女の子にそれは無いので、元のイラストから多少丈を長くしています。 型紙を下記に置きました。A4サイズです。 |
ミニワンピースの型紙はこちら(A4サイズです) |
上身ごろにはダーツがあって立体になり、スカートはギャザーを寄せて縫い付けるようになっています。上身ごろとスカートの上半分は背中で開くようにして、マジックテープで止めます。 |
このワンピースの特徴は肩甲骨のあたりからヒラヒラと生えたフリルです。「子供のきもの」はデザイン集なので縫い方は説明されていませんから、想像し、襟を丸く大きくとって身ごろとの間にフリルを挟み込む構造にしました。型紙にこの部分の構造を描いておきましたので参照ください。 と言っても、説明では「・・に合わせます」など簡単に書いてますが、ここはめちゃめちゃ苦労します。ギャザーを寄せた肩フリルを、身ごろと襟で挟んで縫うのですが、目立つ色の糸で何か所か「仮縫い」しておくことをお勧めします。 |
ちなみにこの生地はダブルガーゼ生地を使っています。手作りマスクやハンカチの需要からか小さい柄つきのものが売られており、お人形サイズに合います。ガーゼの裏地は不要なので、1cmに一か所ぐらい表裏を縫って止めてある糸を慎重に切って表裏分離して使いました。ただその状態だと端からどんどんほつれていくので、端をいったんボンドで軽く止めて使っています。 |
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