春の能登半島[14年4月]


 春の日、ちょっと能登半島までドライブしてきました。ちょっと天気悪かったのが残念ですが、久しぶりに彼女とのアヴァンギャルド(って言うのか?)を楽しんできました。

 車を走らせ、朝の輪島、朝市にやってきました。



 もう10年ほど毎年この時期にここに来て、甘エビを買い食いして干ダラと塩辛を買って帰るのがぎむぎむ年中行事です(^^;(あと大晦日に松坂屋スーパーでコハダを買うのと)

 というわけで甘エビです。親指ほどの太さのエビが30尾ほどで500円(!)でした(だいたい例年、この量で500~1000円ぐらい)。もちろん生。海を見ながらむしゃむしゃ食べるのです。最高の贅沢です(^^)。手とか腕とか垂れた汁とかでエビの匂いだらけ。ちなみに夏に来ると、甘エビが縞エビに変わりますが、これもまたべりぎゅ~(^^;

 最近はトンビがやたら多くて狂暴化してて、食べ歩きしていると襲われるそうです。

 輪島から禄剛崎へ向かう途中にある「千枚田」です。斜面に作られた棚田で、昔の、重機が無かった時代の苦労をしのばせます。「1000枚」といっても実際にはそれより少ないんじゃないか?と思いますが、実際にはなんと3000枚以上(※)の田んぼがあるのです。

(※1984年にバスガイドさんに聞いた話。当時は写真右の山の奥の方や、この写真撮っている駐車場の側まで棚田が広がっていた。2020年時点では1004枚とのこと。)

 禄剛崎の灯台です。明治19年の点灯です。しかしこのあたり、来るたびに寂れていくのが残念です。せっかく風光明媚でステキな場所なのだから、もっと努力しないとね。あ、でも逆に鄙びた風情がまた良いんですけれど。

 ちなみに写真に写っている鉄塔(無線方位信号所)は後に廃止されています。

 禄剛崎から珠洲へ向かう途中でなんともよい感じの場所がありました。

 おばちゃんがひとり、海草拾いをしてましたっけ。晩御飯のお味噌汁の具かな?

 バックに内浦(富山湾)を挟んで立山連峰が見えているのですが・・・写真では霞んでしまってほとんど見えませんね(^^;海のむこうに浮かぶ、雪をかぶった北アルプス。とても美しい景色ですよ。

 「恋路駅」です。観光用に無理矢理作った駅名ではなく、この地に伝わる古い伝説からつけられたれっきとした地名です。端的に言えば日本版ロミオとジュリエット。美しい地名とは裏腹に、とても悲しい伝説です。

 この写真を撮影した頃は、未だディーゼル列車が走っていました。駅名板やその周辺には「○○を絶対幸せにしてみせる!」「一生、あなたについていきます」などとの落書きがたくさんありました。



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