トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園

 使用期限を2年以上超えた中判フィルム(VELVIA)を冷蔵庫の奥に発見。数年ぶりに、古い中判カメラ「マミヤ645」を出動させて写真を撮りにいってきました。そのマミヤ645ですが本体は問題ないものの、2本持ってるレンズのうちの片方、80mmマクロレンズが、「バルサム切れ」と呼ばれる劣化が酷い状態です(泣)。

 ちなみにマミヤとは、現在紙幣識別機などを製造している「マミヤ・オーピー株式会社」の前身、発明家の間宮精一氏が起こしたカメラメーカー、マミヤ光機です。

 こちらが昭和51年発売の中判カメラ「マミヤ645 1000S」とそのフィルム。このカメラは販売当時は、中判フィルムカメラなのに35mmフィルムカメラと同等の「軽さ」が特徴でしたが、片手では持てないほどの重さがあり(つまり昔のカメラは重かった)、両手で持ったうえで上からファインダーをのぞき込むようにして撮影します。取り付けてあるレンズは広角45mm。フィルムは缶に入っているのではなく巻いてあるだけです(今回使ったものとは別の撮影後のもので、端に糊がついていて留めてあります)。

 劣化したレンズと、使用期限切れのフィルムを持って、トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園へ行ってきました。

(ちなみにいつも使っている「オリンパスOM-1」のほうが、このカメラよりもまだ昔のカメラです)



 公園の中心部「きのこの家」。

 こちらの公園、飯能市の職員がムーミンで有名なトーベ・ヤンソン氏にファンレターを送ったことがきっかけで始まった公園。ムーミンっぽい世界観の風景になっています。いくつかある建物にはそれぞれ入って遊ぶことができます。

 そんなふうに実在の作家さんと提携した公園なので、念のため事前に飯能市役所へ写真撮影とWeb掲載の確認をとりました。商売として掲載するのでなければ申請不要で良いですよ、とのこと。

 こちらは「こども劇場」という建物の屋根をバックにちょっとした広場にて。

 ちなみに各写真ともパソコンで色の補正しています。フィルムの劣化か、レンズの劣化か、現像しただけだとシアンとマゼンダの色のバランスが何か変でした。

 再びきのこの家の前の花壇をバックに。職員さんたちがかなり丁寧に草花を手入れされていました。

 きのこの家の内部。ここは1階で、奥のテラスのようなさらに奥に、3階に通じる階段があります。また床の下には半地下もあり、「基地」みたいで探検が楽しいです。

 公園内には撮影スポットがたくさんあるのですが、斜面なので、ジェニーサイズだと案外隠れてしまったりなかなか難しいです。

 本当は最初の1枚はここの近くだったのですが、久しぶりのカメラなのでフィルムの巻き方を失敗してしまい最初の1ショットをダメにしてしまいました(フィルムを手で巻いて”START”という文字を表示させてからカメラに入れる)



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