京成バラ園(2022年5月)

 5月末、たまたま有給休暇がとれましたので、八千代市にある老舗、京成バラ園を訪れました。生憎濃い曇り空でしたが折角の平日のお休みなので強行。

 今回撮影機材は、フィルムは富士のプロビア100(有効期限切れ笑)、カメラはオリンパスOM-1、レンズはZUIKO 28mm F2.8とZUIKO MACRO 50mm F3.5 というフィルム以外は40~50年選手たちです。両レンズともお人形撮影にはなかなか優秀ですが古く、壊れないよう丁寧に扱っています。



 企画展として漫画「ベルサイユのばら」登場人物の名前のついた品種の展示がされてて、それぞれ池田理代子さんが描いたパネルが添えられています。写真はロザリーさん。可憐でしかし芯が強く実直な女の子でしたね・・。この隣のアンドレのバラとパネルのところには見たところ私より少し上の世代のおばさま・・もといお姉さま方が多数。みなさん、アンドレの葬儀に参列された方々でしょうか。

「愛のガセポ」にて。記念写真撮影スポットなので誰もいない瞬間がなかなか訪れず、ずっと地べたに這いつくばってカメラ構えていたら、見知らぬ幼い子供が私の真似して寝転がっていました。

 庭園のバラの間の通路より。広さに限りのある庭園や建物での撮影の場合、こういう良いアングルかつ邪魔にならない場所を探しだすのもまた楽しい(なので案外時間がかかる)。

 今回彼女が着ているフィッシュテールスカートは2003年頃に買ったタカラ純正のものです(シャイニーブリリアントドレスセット)。ガーターベルトとカチューシャはつい最近の自作品。

 この写真撮っていたら、右の肩ひもワイヤーの根本がプチッ!と切れてしまいました。流石に経年劣化でしょうか・・

 ちょっとカラーバランスが崩れてしまいました・・・


 あと、こちらも古いメイドさん衣装(19年前のもの。写真集3「花畑とジェニーPart2」参照)を持参してきてましたので、着替えました。

 園内マップで見ると「大アーチ」の裏側あたりになります。こうした隠れた場所に穴場的に良い風景があるのも、公園や庭園の楽しみ方。

 ただそういう場所でごそごそやってると、人影が見えることに気づいた別の方がやってきて「お!ここ良い景色じゃん!」と言って家族呼んで記念写真など撮り始めてしまいますが(苦笑)

 庭園の小さいバラたちの植え込みにて。この写真撮ってたら通りがかった女性から「あらジェニーちゃん!」との声が。これまで「リカちゃんの写真撮ってるよ」とはよく聞いたし、観光地では「Oh! It's Barbie!」との声も聞いたことありますが、「ジェニー」と正解言われたのは初めて!!子供の頃にジェニーで遊ばれた方でしょうか。

 ところでどうでしょこの可愛らしさ!1996年Made in China。タカラがお人形生産拠点を日本から中国へ移した第一陣あたりですね。お目々は手描きではなく工業印刷、普通に量産されて普通におもちゃ屋さんで売られてたお人形なんですよ!ちなみに・・・彼女の顔見て気づきましたか?左右の目が左右対称ではないのです。このため右向きと左向きで表情が変わるんですよ。

 アニバーサリーガーデンの入口にて。他の観覧者が誰もいない瞬間を狙って15分ぐらい構えたのですが、誰もいない瞬間は無理でした・・・

♪どんな ドアも おしりがつっかえない・・・・

 最初の、ベルバラのテラスに戻ってきました。このひときわ大きい深紅のバラは、その名もずばり「ベルサイユのばら」という品種です。

 余談ですが・・・バラの品種開発と言うと昭和世代の自分はどうもアンソニー・ブラウン氏のこんなセリフを思い出してしまいます。「つぼみをつけたのはたった一枝。それがこのバラ。名前は、スイートキャンディ・・・」



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