権現堂堤でお花見です


 埼玉県の桜の名所、権現堂堤でお花見です。堤の上にはおよそ1kmにわたって桜並木が続き、その下の河原には菜の花畑が広がります。

 これは堤の上です。この右下側ではたくさんの屋台が出て、「香ばしい香り」がただよっています(笑)

その堤を下りていくと(写真には写っていませんが)、河原の芝生の上では大勢の人が茣蓙を広げてお花見の宴を繰り広げていました。中には桜の花びらがはらはらと散る中、寝転がって熟睡している人も。

桜の足元の菜の花畑です。北側に面しているので写真では色がきれいに出ていませんが、菜の花畑の向こうに続く桜並木は、かなり圧巻です。



 ここの周囲では、足元をよくよく見るとあちこちで土筆が顔を覗かせています。というわけで、土筆をたくさん摘んできました。もちろん料理して食べるのが目的です(笑)

 今回は簡単な佃煮にします。まず土筆ですが、穂が硬く軸が太くて瑞々しいものを選びます。それが無ければ、中途半端に開いているものよりも完全に開ききっているもののほうが胞子が飛び散らず良いと思います。と言っても、軸がもう枯れて細くなっているようなものは美味しくありませんので、よく選びます。

 「袴」(軸の途中にある、ギザギザした部分)をむしって取り除きます。あっても食べられますが、取ったほうが食感が少し良くなります。

 そしたら水につけて灰汁抜きをします。2~3回水を取り替えながら、できれば1昼夜ほど浸けておくとよいようです。

 お湯で下茹でします。これはさらに灰汁を抜くのと、茹でて柔らかくしてこの後の味付けを染み渡らせる役目があります。沸騰させた湯で7、8分も煮れば良いでしょうか。若い穂の部分は鮮やかな緑色に、茎の部分は赤く色が変わってきます。しかし、ちょっと多すぎたなあ(^^;

 茹でたらお湯を捨てて、もういちど鍋に少なめにお湯をはり、茹で汁を作ります。

 仕上げです。醤油とみりん(+日本酒)で味付けします。この量で、醤油を大さじ1杯半、砂糖を小さじ2杯、塩をひとつまみ、みりんと日本酒をそれぞれ大匙2/3程度でしょうか(すみません、目分量、というかカンなので正確な量を量っていません。分量は調整してください(^^;)。醤油は「思ったよりは」少な目に、薄味にしたほうが、土筆の独特な味が出て美味しいようです。

 このまま中火でぐつぐつ煮込んで、汁が無くなる直前で火を止めます。多少焦げてしまってもそれはそれで美味しいのでOKです。

 というわけで土筆の醤油煮です。味はかなり独特で、例えようの無い「苦味」がおいしいのです。ご飯といっしょに、というより、お酒に合いますね(笑)



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