その3:層雲峡、オンネトー、摩周湖周辺




 途中の道の駅での車中泊を挟み、前回とは逆に国道40号線を南下して、道央から道東に入ります。


23)層雲峡にやってきました。


24)層雲峡は「銀河の滝」です。隣にある「流星の滝」と並んで層雲峡の名所です。ここ、15年ぶりに来たのですが、道路が新しくなって、旧道が駐車場に変わり、ずいぶん変わりました。以前は国道すぐわきに滝があって、路肩の狭い駐車スペースにクルマを停め、道路を無理矢理横断して(交通量多い)滝を見たものです。


25)その駐車場からかなりキツい山道をぐいぐいと400mほど登ると「双滝台」という場所があります。ご覧の通り、銀河の滝、流星の滝が並んでいっぺんに見えるのです(下からはいっぺんに見えない)気分いいですが・・・かなりいい運動しました


26)層雲峡の移動はもっぱら自転車を借りるのがいいですね。


 層雲峡の温泉地域は度重なる土石流とその抜本的な対策の治山事業で、昔とかなり形が変わっていました。きれいでしっかりした土地になったのは良いんですが、昔の、鄙びた雰囲気が無くなってしまったのは残念。

 共同浴場「黒岳の湯」でお湯をもらいました(昔は別の場所にあって屋号も違ったはず?)が、温泉浴場の1階がイタめし屋っていう組み合わせはどうか??と思いましたが(^^;


 夜は、探すのにかなり苦労した「留辺蕊つつじ園」のキャンプ場でテント設営し宿泊。天気悪い中、ほんのひとときでしたが、天の川がばっと広がって、星空に見入りました。



27)次の日オンネトーへやってきました。


28)ここの湖、たまに水の色が変わるんです。おそらく風で波が立つと底の水がかきまわされるのだと思いますが、それにしても神秘的です。ジェニー、しばし見入る。


29)背後に雌阿寒岳がそびえている・・・はずなんですが、雲が低くほとんど見えませんでした。


30)私もジェニーも、こういう風景の場所ではなんか、「ぽーっ」としてしまいます・・・


31)・・・と、ぽーっとしすぎて午後になり、摩周湖を回って裏摩周へ向かうことに。摩周湖は視界が10mを切るほどの濃霧で何も見えず、しかもクルマで走るのも危険な状態で、国道に戻るのに1時間以上費やす。

 で、裏摩周へ行く国道沿いに、こんなひまわり畑が!!観光用ではなく個人の方の畑ですが、一面の向日葵には圧倒。


32)今日の目的地のひとつ、「神の子池」。摩周湖の水が地下を浸透して湧き出したもので、だから摩周湖の水位はずっと変わらない・・・と云われて立札にも書いてありましたが、この写真を撮った頃に行われていた摩周湖や周辺湧水の水質調査の結果、神の子池の水源は摩周湖でなく周辺の外輪山に降った雨水の地下水だと推定され直されました(この立札も後に取り換えられた)。


33)水は恐ろしく透明で、何故か水底の砂はこれまた鮮やかなマリンブルー。


34)池には周囲の木が倒れ、それが何十年も腐らずそのまま沈み、まるで五芒星のようにも見え、神秘的で・・・なんだか別の世界に居るような不思議な感覚に包まれます。


35)1年を通じて常に凍らず水温8度という、夏にはまるで氷のような水が涌き出ています。


 南下し、申請していた霧多布岬のキャンプ場へ到着。ここ、昭和の時代に友人たちといっしょに寝泊まりし朝方まで語り合った想い出の場所。テントを張ろうと思ったのですが風がとても強く霧も濃い(びしょびしょになりそう・・)ので、役場の管理人さんを訪れバンガローを借りることに。1棟¥800也。役場に着くと、ちょうど私の前に同じ目的の6人連れのご家族が。会話から、残ったバンガローは2棟で、2棟借りるという。

 すると家族連れのお母さんが背後の私に気づき、私に1棟を譲って頂きました!感謝感謝!


 ここでも地元の温泉共同浴場「ゆうゆ」へ。へえ!昔は温泉などなく、街の中に銭湯があるだけだったのに。と思うと、ナトリウム塩化物泉・・・それって別名「海水」では?(^^;

 もちろん海水ではなく、地面を掘削して涌き出た33度の温泉。アルカリ性で落ち着くお湯だ。


36)バンガローに戻り、かなり遅~くなってしまいましたが、ジェニーの誕生日・・・といっても、夜の田舎の街ではケーキ屋さんなどあるわけもなく、ケーキ代わりのコンビニスイーツと、ワインだけは入手できた(詳しくないのですが、カベルネ・ソーヴィニヨンですね)のでそれで乾杯。




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